活動日誌−伊藤けんじ
【25.01.10】下水道についてアンケートを実施します
篠木、下市場、穴橋地区にお住いのみなさまへ
春日井市は2029(令和11)年から順次、篠木、下市場、穴橋地区に公共下水道を整備する計画です。下水道は住環境が良くなるなどの多くのメリットがある一方、整備区域内の方には数十万円〜数百万円の費用負担が発生します。お住まいの方が下水道を望んでおられるかを把握したうえで事業を進めるべきですが、市はその調査をする考えはないとのことです。そこで市議会議員の政務調査として下水道についての意向の調査をいたしますのでぜひご協力ください。
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下水道が来ると 支払わなければならないお金
�ー�益者負担金
公共下水道が整備されると区域内の土地には面積に応じて「受益者負担金」の支払い義務が生じます(一回限り)。農地や駐車場など下水道に接続しない土地も同様です。
1平米あたり677円
例)50坪の土地ならば約11万円
300坪なら約67万円
�∪楝街�事費
下水道を使用するには接続のための工事費がかかります。
合併浄化槽をお使いのお宅で、平均37万円
単独浄化槽のお宅で、平均77万円
※お宅の状況によってかなり金額が異なります。
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水道料金に応じた使用料です(水道料金の約1.3倍)。
月17㎥利用される方で約30,000円(年間)
月24㎥ 〃 約42,000円(〃 )
月30㎥ 〃 約53,000円(〃 ) ※4人家族の平均が24〜30㎥です。
下水道のメリット
�―惨超�がよくなる
生活排水のすべてが下水管に流れるために、道路側溝が汚れず、虫の発生の抑制、悪臭の改善効果があります。
�▲瓮鵐謄淵鵐垢�不要
管路や浄化センターの維持管理は市が行いますので、浄化槽のようなメンテナンスの手間暇は不要になります。
��使用料は浄化槽維持管理費より安いｹｰｽがある
(条件によって異なる)下水道の方が安いという試算があります。伊藤けんじ家の場合は浄化槽の方が安いです。
下水道のデメリット
�〆匈欧房紊�
汚水処理場に到達する管路の一部分が壊れるだけで、広域で使えなくなり、復旧にかなりの時間を要します。
�∪楝鎧�の費用が高い。高額な住民負担
受益者負担金や接続工事費など、一時的な高額負担。
��市の財政負担が膨大
約1400億円の市債のうち、450億円が下水道による。今後さらに700億円以上の投資計画。起債(借金)して投資するので、毎年の影響額はさほど大きくならない。
下水道Ｑ＆Ａ
必ず接続しないといけないの？
下水道整備地域内の土地から下水を出す場合は、下水道への接続が義務付けされています。
合併浄化槽の家も接続義務があるの？
接続義務がありますが、接続しないことに対する罰則などはありません。
受益者負担金や接続費用が高すぎます
なんとかならないの？
受益者負担金は分割で納付できます。また接続工事費に対する貸付金制度があります。
伊藤けんじの議会でのやり取り
公衆衛生の向上の目的は既に達成している
春日井市内の河川の水質はすべての項目で基準値を下回っており、伊勢湾の水質も改善されています。下水道拡大の意義は薄くなっていることを指摘し、莫大な費用が掛かる下水道整備計画の見直しを求めています。
合併浄化槽をお使いのお宅には二重の投資を強いる
国は生活排水の処理は公共下水道だけでなく合併浄化槽も含め、「適正処理」をすることを目標にしています。その目標(汚水処理人口普及率)に対する春日井市の達成率は95パーセント(2026年の見込み値)です。
合併浄化槽のお宅は、既に適正な処理ができているにもかかわらず、下水道の費用を負担させることになります。合併浄化槽のお宅には接続義務を課さないようにすべきだと求めています。
住民の意向を聞くべきではないか
高額な費用負担を求める整備に対して住民の意向を聞くべきであると求め続けています。市は10年以上も前(2012年)に実施した市民意識調査(市全体に対して実施)で、下水道を希望する回答が多かったことを理由に調査をしません。
