活動日誌−伊藤けんじ
【24.03.18】部活動が受益者負担に? 3月議会委員会報告
部活動が受益者負担に?
教員の負担軽減のためにという理由で、2023年度から部活動を地域クラブ移行する計画を進めています。国は部活動の地域移行を進めるとしていますが、課題が多くほとんどの自治体がこれまでの部活動を維持しています。春日井市は全国的にも先行して地域移行に進んでしまいました。
現状は
・2023年度から土日の部活動は地域クラブへ移行
・地域クラブ活動の人件費、2億1200万円(全額市負担、指導者の大半が教員)
・2028年度からは、地域クラブ活動として「受益者負担」として人件費は保護者負担にする計画
部活動は、教育
部活動は、教育であり、受益者負担を持ち込むべき分野ではありません。
部活動は、中学校学習指導要領の総則に記されています。
「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養(かんよう)等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること。」
つまり、部活動は教育の一部とされています。
受益者負担をもちこまないで
教員の負担軽減、学校によっては少子化で部活動を維持できないなど多くの課題がありますが、部活動は子どもたちの成長に大きく寄与する教育活動の一部であり、「受益者負担」を持ち込むことは馴染みませんと、議会で強く指摘をいたしました。