活動日誌−伊藤けんじ
【21.12.13】盛土や埋め立ての調査について(12月議会一般質問)
問題個所はないとの判断
前回の9月議会でも取り上げた内容の続きです。本年7月3日熱海市伊豆山で発生した、大量に投棄された建設残土が引き起こした土砂災害をうけ、本市でも建設残土の持ち込まれた可能性のある個所の点検をするように求めました。対する答弁は、「県からの盛土による災害防止のための総点検の通知等に基づき対応する」とのことでした。
愛知県に対しては、8月11日付けで土地利用規制等を所管する関係省庁から「盛土による災害防止に向けた総点検」について依頼があり、県は点検対象の盛土を抽出し、その結果を9月13日に国へ提出しました。点検対象箇所として抽出されたのは2019箇所。春日井市においては40箇所が対象とされ、うち一箇所については重点点検箇所でした。
県の調査はすでに終了し、12月1日にはその結果の発表がありました。愛知県内では民家への危険性は見つからなかったものの、8市町村18箇所に問題があったとのことです。
答弁では、調査については、複数の部局が県と共に現地に入り調査し、いずれも災害防止措置が不十分な盛土個所はなかったとのこと。調査対象となったのは、法令等の許可や届け出があったところに加え、国土地理院のデータで地形が変わっているところも含まれたとのことです。
ただし課題も
今回の調査対象として抽出された個所に、私が以前議会で取り上げた盛土個所は含まれておらず、盛土のすべてが調査されたものではありません。法や制度の隙を縫って持ち込まれた建設残土が他にもある可能性があり、引き続き調査をする必要があります。私は、航空写真で不自然な地形のところに足を運び調査を続けています。