活動日誌−原田ゆうじ

【20.10.14】介護保険料の引き下げを

 春日井市の介護保険事業は、2019年度も10億円以上の大幅な黒字が出ています。春日井市の介護保険料は2018年に大幅に値上げされ、愛知県内3番目の高さになってしまいました。下の図のように、決算の大幅黒字は、もし仮に2018年に値上げをしなくても、5億円以上も黒字だった、保険料の値下げも可能だったことを意味するということを、本会議質疑で明らかにしました。

増え続ける基金

   介護保険事業は黒字でお金が余った場合、基金として積み立て、保険料の軽減に充てられます。

 介護保険料は3年おきに改訂されます。3年間でどれだけの給付が必要になるのかを予測し、どれだけの保険料を集める必要があるのかを計算します。この額から基金の額を差し引いた金額を、被保険者の人数で割ることで、1人当たりの保険料が決定されます。つまり、基金を全額投入して、3年間での収支がプラスマイナスゼロになるという計算で保険料が設定されています。

 ところが春日井市の介護保険事業は黒字決算が続き、この基金は1円も減ることなく、残高は30億円にもなります。

 これは、給付の見込みが現実とかけ離れたものであることによるものです。実態に即した給付見込みを立てなければなりません。

保険料の値下げはできる

   決算状況から、保険料は値下げできることは明らかです。春日井市の介護保険料は、制度が始まった当初の2.1倍になっています。
 年金が減らされる中、増え続ける介護保険料は大きな負担になっています。来年の改定の際には保険料を引き下げるよう、強く働きかけます。

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