活動日誌−伊藤けんじ

【20.09.24】山を削って作られた太陽光発電所が崩れた(9月議会一般質問)

わずかな雨で斜面の一部が崩落

 6月議会で取り上げた高座町の太陽光発電所の斜面の一部が雨により崩落しました。事故の詳細を追及したところ、設計通りに作られていなかったことが原因との答弁がありました。その後、適正に修正され完了したとのことです。

 太陽光パネルが設置される面積は広大で、ひとたび事故を起こせば大災害につながりかねません。春日井市が新たに設けたルールで、設置時に市が積極的に関われるようになりましたが、そもそもパネルの設置を認めない区域の設定も必要です。

違法に設置されていた発電所も、工事が終わらない

 6月議会で違法に発電施設が整備された事例があるか質問したところ、「宅地造成等規制法による必要な造成工事があるにもかかわらず、申請がなされないまま整備された事例がある。許可申請書の提出もしくは現況復旧にて対応するよう指導した」との答弁がありました。つまり違法に設置されている発電所があるということです。

 この施設は2014年に無届で設置され、2017年に発見され行政指導が入り、宅地造成等規制法に基づく工事を求められました。その後何度も工期の絵延長の届出が出され、2020年9月時点でも完了をしていないことが明らかになりました。宅地造成等規制法に基づく工事がこれほど長期に渡ることはあまり例がありません。土砂災害等が危惧される区域を指定した同法律に合致していない状態はすなわち災害の危険性があることを意味します。この違法に設置された発電所の近くには複数の民家があり、土砂災害が起きれば重大な事態を招く恐れがあります。6年にわたりこの場所が危険な状態のままであることについて、厳しく対応するように求めました。市は10月31日には完了する見通しであると答弁しました。

 このような違法なパネル設置をさせないために、春日井市はパトロールも実施するようになりました。

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