活動日誌−伊藤けんじ

【15.09.25】9月議会一般質問 リニア新幹線〜JRが井戸調査

リニアルートの真上だけの調査

 リニア中央新幹線の通過予定地域において、「井戸等の物件調査」が実施される旨の通知がありました。リニア新幹線のトンネルの真上の土地において、40メートル以上の深井戸が使用されているかどうかを確認するとのことです。

 リニア新幹線のトンネル予定地に、トンネル震度より深くに到達している深井戸があれば、工事の際に壊れます。壊れる井戸がどれだけあるのかを確かめる作業だと思われますが、調査実施を通知する文書の中には、それ以上のことは書かれていません。壊れた井戸に補償をすることも謳っておらず、何のために、この調査が実施されるのかさえも示されていません。

大深度地下を使用する認可申請に必要な物件調査

 井戸の調査は、「大深度地下を使用する認可申請に必要な物件調査」とのことで、影響を受ける住民を慮っているとか、補償の準備のための調査ではないとのことでした。

補償はどうなるのか

 JRが春日井市民会館で行った説明会の時に、私は「井戸の補償はどう考えるか」と質問しました。これに対しJRは「春日井市の地下水脈は帯水層になっていて、直接壊れてしまう井戸以外には影響はでない」と答えています。

 今回の調査も、その考え方に基づき、周辺は調査しないという態度です。

 井戸の調査の結果を市も報告を求めるべきと質問しましたが、市はその考えはない旨の答弁を行いました。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
RSSフィード(更新情報)