活動日誌−伊藤けんじ

【13.02.27】3月議会質疑 民間建築物耐震事業

段階的改修も補助対象に

 春日井市では昭和56年5月31日以前に建てられた古い木造住宅の無料耐震診断と、耐震改修費補助、そして耐震シェルターの設置に対する補助金事業を実施しています。

 この中で耐震シェルターの設置費補助は、春日井市は県内自治体に先駆けて実施をしました。議会で私が一般質問で補助を提案したものでもあり、思い入れの強い事業です。多くの人に利用してもらいたいと思います。

 この地域でも南海トラフを震源とする大規模地震が予想されていて、古い木造住宅の耐震改修は、急がれるわけですが、なかなか進んでいないのが実態です。

 現在の耐震改修費補助は、耐震診断で耐震指数1.0以下であった住宅を1.0以上にあげる工事を行った場合に補助が出るものですが、これは建物全体の強度を上げる必要があります。しかし、補助金が上限90万円出るとしても、それ以上の金額を自分で出さなければなりません。これがネックでなかなか進まない状況を踏まえて、私は「軽微な耐震改修に対しても補助を行う、段階的改修」や「家の一部分を耐震化する部分改修にも補助を出すことを提案してきました。

 平成25年度で、段階的改修にも補助が付くことになりました。これは、県予算で段階改修補助と耐震シェルター補助を実施することとなり実現したものです。

段階的改修の中身

 耐震診断の判定値0.4以下の住宅を0.7以上にする改修をした場合に第1段階として、60万円までの補助。そこから、1.0以上にする工事を実施した場合に30万円までの補助が受けられます

愛知県もシェルター補助

 耐震シェルター設置費補助を、県でも障がい者や高齢者世帯に対して補助を実施することになりました。すでに市では実施しているので、春日井市民の皆さんが受けられる補助が増えるわけではありませんが、春日井市が先進的な自治体としてけん引役となりました。

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