活動日誌−伊藤けんじ

【12.02.29】3月議会 質疑「水害対策について」

可搬式ポンプの導入

 12議会で一般質問で取り上げたり、市長に対して要望した水害対策のいくつかが前進しています。浸水被害の出た地域に可搬式ポンプを配置することが提案され、その中身について質疑を行いました。

毎時3立米の排出能力のポンプ

 熊野桜佐に2台、勝川に2台、大手に1台配置予定とのことです。勝川や大手にはすでに配置されているものに追加となります。

 すでに配置されている地域では、区や町内会など、地元の方によって運用されています。熊野桜佐については初めての配置ですので、当面は市の担当課によって運用をいたしますが、いずれは地元の方々にお願いをしたいとのことです。

 可搬式のポンプ浸水時に、早く排水するために役割を発揮するものと期待できますが、浸水被害を完全に解消するほどの能力は有していません。浸水被害の抜本的な対策は引き続き求めていきます。

以下、質疑の概要です。

○伊藤建治 質問
 最後に、一般会計予算の8款土木費から伺います。3項河川費、1目河川整備費、これと関連いたしまして、13号議案の2款事業費、1項1目18節備品購入費についてお伺いをいたします。

 可搬式ポンプを購入するということでございます。台風15号の台風被害を受けまして、浸水被害の一つとして積極的に取り組んでいただいたものといたしまして、こちらも評価をしたいと思います。

 具体的な中身についてお伺いします。どこに、どれだけの配置をするのか、どのような能力のものなのか、またその運用方法、またこれまでにもう既に配置されているものもあるかと思いますので、その運用実績の内容も含めて教えていただきたいと思います。以上です。

◎建設部長(波多野睦) 答弁
 6点目の質問にお答えさせていただきます。
 3号議案の可搬式ポンプにつきまして、2台の導入を計画しておりまして、保管場所につきましては熊野町の水防倉庫に置くこととしております。ポンプの能力は、口径が150ミリで、最大能力は1分当たり3立方メートルの吐出量でございます。

 また、管理・運用方法につきましては、定期的な点検などポンプの維持管理は市において行い、運用につきましては、納入当初は市で運用することになりますが、取り扱い方法、運転方法、講習会等について地元区とも協議する中、浸水箇所早期解消のために適切な運用を考えております。よろしくお願いいたします。

◎上下水道部長(坂野智) 答弁
 建設部と重複する内容もございますが、下水道特会での予算内容についてお答えをいたします。
 まず、ポンプの設置場所についてでございますが、平成24年度に購入いたします予定のものは、勝川地区に2台、それから大手地区に1台、計3台の新たな設置を予定いたしております。

 それから、ポンプ能力につきましては、先ほどの建設部と同様でございまして、1分当たり3.0立方メートルの吐出量、それから口径は150ミリとなっております。
 それから、管理・運用方法につきましては、各ポンプ施設に職員を配置しますが、初動におきましては地元の協力も必要となってまいります。したがいまして、地元区を対象に、ポンプの設置後、運転講習会を開催する予定といたしております。

 また、ポンプの維持管理につきましては、点検及び試運転は毎月、市で行っております。今後も行います。それと、浸水時に可動できるような対応としてまいるということでございます。
 それから、過去の運用実績ということでございますが、これまでに勝川地区に3台、それから弥生地区に1台、それから柏井地区に1台、中新地区に1台、合計6台を設置いたしておりまして、昨年の台風15号の折にも地元の御協力をいただきながら可動いたしまして、浸水被害の軽減の一助となっております。以上でございます。

○伊藤建治
 それから、ポンプですね。可搬式ポンプですけれども、熊野桜佐については2台、当面、市が運用して、いずれ地元でということです。勝川に2台、大手に1台と、こちらは地元での運用ということになろうかと思います。既に配置して、地元で動かしていただいているものもありますので、ノウハウ等はしっかり蓄積されておるかと思いますけれども、熊野桜佐は初めてですので、ちょっと丁寧に対応をお願いしたいと思います。

 ポンプの実物を僕、見たことないんですけれども、それなりに大きなものだと思いますし、またホース等の備品もそれなりのものになろうかと思います。可動が必要なときというのは、当然豪雨のときでございまして、地元の方にそれなりの負担をいただくものと思います。機械の操作などの講習とあわせて、安全確保の方法についても十分に地元と協議をいただければと思います。

 それから、熊野桜佐につきましては、防災倉庫の位置が排水に適切だろうと思われる場所とちょっと距離があるものですから、いずれの段階で位置についてもまた検討いただければと、これは要望をしておきます。以上です。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
RSSフィード(更新情報)