活動日誌−伊藤けんじ
【11.08.19】総務委員会報告 交通要望の内容など
協議事項1 公共交通整備に係る要望活動について
報告事項1 春日井市土地開発公社経営健全化計画の実施結果について
公共交通整備に係る要望活動は、毎年JR東海や名鉄など、交通事業者に対して行っているものです。列車の運行や、バリアフリーへの対応、駅のホームの列車待ち環境の改善などの要望書について、承認しました。
要望活動は10月に実施します。
土地開発公社の経営健全化計画については、3月議会で内容についてはおおむね明らかにした内容ですが、当時は決算前のでしたので、一部売却等については決算では若干の差異がありました。9月議会で2010年度の決算も審議しますので、土地開発公社については、後日まとめて状況を報告させていただきます。
公共交通整備に係る要望活動
○(伊藤建治委員) 要望内容についてはこれでよいと思いますけれども、中身を理解する上で二、三質問をさせていただきたいと思います。
今、委員からお話のありましたJR神領駅の快速利用に関してですけれども、今の報告の中で利用の伸び率が非常に高いということでしたので、ほかの駅の利用客数、それから直近で結構ですので伸び率がわかるような数字をいただければと思いますが。
◎(小林交通対策課長) 神領駅と他のJR駅の比較を申し上げます。平成21年度と平成22年度の1日当たりのJR各駅の乗車人員を比較しますと、神領駅の乗車人員は平成21年度と比べ伸び率で約6%、1日の乗車人員は約600人増加し1万500人でございました。ほかのJR3駅の伸び率はほぼ横ばいで高蔵寺駅の乗車人員は前年より100人減少し約2万500人、同様に春日井駅も100人減少し約1万5,600人、勝川駅は約200人増加し約1万5,400人でございました。
○(伊藤建治委員) 多分、時間の経過とともに神領駅はずっと伸びっ放しというふうに私は理解しているものですから、いずれ勝川や春日井と遜色ない利用客数になるのだろうと思っていますので、この要望は継続的に要望していくことが必要かなとは思うのですけれども、逆にそうしますと各駅停車なのに快速になってしまいますので、ほかのダイヤとの兼ね合いも含めながら、より具体的な提案もこちらのほうからできるように、今後は検討していったほうがいいかなと思いますので、これについては意見だけ申し上げておきます。
あと名鉄のほうですけれども、味美のバリアフリーに関しまして、基本方針が今年度から新しい形でスタートということなのですけれども、これは目標年次とかバリアフリー適合について、努力規定なのか、ねばならない規定なのか、そのあたりの強さについてわかるものがあればと思いましてお聞きいたします。
◎(小林交通対策課長) まず、移動円滑化の促進に関する基本方針の目標年次、10年後ですけれども、今回の目標年次は平成32年度です。それと義務か努力義務かという御質問なのですけれども、基本方針を読む限り、新しく設置する場合はそういうふうにすべきと書いてございます。既存の駅などは可能な限り整備を行うこととすると書いてございますので、それを考えるとやはり努力義務なのかなと解釈しております。
○(伊藤建治委員) 基本方針の定めのとおりであれ、やはり地域からの要望はあると思いますので、市としてもしっかりと要望して、また協力体制をとっていくということが必要だというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
最後にバスの関係で、ロケーションシステムというお話がございました。この詳細をお伺いできればと思います。
◎(小林交通対策課長) バスロケーションシステムの御質問です。システムはバスが時間通り運行しているか、渋滞などでおくれが出ているかなどの運行状況が、バス停や携帯電話でわかるシステムです。名鉄バスは実は昨年の12月に岡崎地区の路線バスにロケーションシステムを導入しております。岡崎地区に導入されているシステムは、GPSを使ってバスの現在位置を常に把握し、バスの運行状況をバス停の案内表示機に表示するほか、バス停ごとに決めてあるQRコードを使えば、バス停に行かなくても携帯電話でバスの運行情報が入手できるため、バスが定刻どおり運行しているか、わからずに困るといった利用客の不便を解消できるシステムでございます。
○(伊藤建治委員) 岡崎市でも、まだ始まったばかりのシステムですよね。ですので、こういった状況も見ながら春日井市に合うのかどうかも含めて検討しながら、継続的に要望していけばというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。以上でございます。