市内の動き−政策見解

【15.11.03】亜炭鉱の陥没、相次ぐ。今年2回も。

 2月に松本町、3月に出川町と亜炭鉱が原因と思われる陥没事故が相次ぎました。

松本町の陥没、国、県は調査せず
 松本町では、駐車場内に、深さ、直径とも約2mの陥没が生じました。市は、亜炭鉱陥没事故の復旧費用(国の基金)を管理している「あいち産業振興機構」に確認を求めましたが、調査されず、市が埋戻しました。

基金の運用基準
これについて、議会一般質問の中で、基金の運用基準があいまいで、市と認識が食い違っていたことが判明し、改善を求めました。

ちびっこ広場のブランコの下に巨大な穴
 出川町では、子どもの遊び場や、小学生の通学の集合場所になっている「ちびっこ広場」で直径5m深さ2mの陥没が生じました。
 こちらは速やかに調査され、亜炭鉱による陥没と認定され、国の基金による復旧工事が行われています。

出川町ちびっこ広場、復旧工事を実施

 9月議会の補正予算で、ちびっこ広場の陥没の埋め戻しの費用が計上されました。亜炭鉱が原因と特定され、費用は国が設置した基金によって賄われます。その額は700万円です。

 陥没したところに土砂を入れ、厚さ35cnのコンクリートの板を敷設し、さらにその上に土をかぶせるという工程で復旧が行われました。

リニア工事による地下水の変動が心配

二つの陥没はリニア通過予定ルートに近接した場所で発生
 陥没は二か所とも、リニア新幹線ルートのほぼ真上に位置し、リニアは亜炭鉱が集中しているど真ん中を貫きます。

 亜炭鉱跡の空洞には地下水が満たされて、地盤が安定していると考えられています。しかし、リニアによって地下水の流れが変わり陥没が誘発される恐れが指摘されています。
議員団では独自に調査をすすめ、市に対策を求めています。

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