活動日誌−伊藤けんじ

【18.02.26】ふれあい農業公園について(3月議会質疑)

ふれあい農業公園、14億円もの事業費

 平成30年度予算において、新型市民農園「ふれあい農業公園」の事業費が計上されました。総額で14億円もの額です。整備方法も当初の予定であった「新型市民農園整備促進法」に基づくものではなく、「都市計画決定」をして、「都市公園」としての整備とのことです。

質疑の概要

◆23番(伊藤建治君) 
 第4号議案 平成30年度春日井市一般会計予算,この中の6款農林水産業費,1項3目ふれあい農業公園整備費についてお尋ねいたします。

 ふれあい農業公園につきましては,農用地であります予定地を当初の計画に示されていました市民農園整備促進法に基づく市民農園として整備をするのではなく,農地以外の利用という点で使い勝手がいいという点で,都市公園として都市計画決定をするという手法で整備をすることに方針転換がなされました。

 昨年10月の都市計画審議会では,都市計画決定についての審議がなされ,その後,県との協議,告示という流れになっていたかと思いますが,これら一連の結果についてお尋ねをいたします。

 そして,本予算においては11億1,693万円が計上されています。先日の新聞報道におきましては,ふれあい農業公園整備の事業費は13億6,946万円とございました。関連経費が別の場所に計上されているものと思って,予算書を見てみましたけれども,私の目では見つけられませんでした。報道の額と本予算との差額について説明を願いたいと思います。

 そして,今月には地元で2回,住民説明会が実施をされました。どのような意見や質問が出されたのかをお答え願いたいと思います。

 そして,本予算におきまして,土地の取得,それから建物の築造等の事業が行われるわけでございますけれども,例えば土地取得がうまくいかなかった場合,土地を売りたくないという方がいらっしゃった場合はどのように対応するのかお答え願いたいと思います。


◎産業部長(石黒直樹君) 私からは,ふれあい農業公園整備について,4つの御質問に順次お答えいたします。

 初めに,都市計画決定の経過につきましては,昨年10月20日に開催されました春日井市都市計画審議会に諮ったところ,原案のとおり可決とし,同日,市長に答申されました。同月24日には,市長が愛知県知事へ協議を行い,翌11月7日に愛知県知事から異存ありませんとの回答を受け,同月22日に告示をいたしました。

 次に,新聞報道にございました13億6,946万円につきましては,平成29年度に実施いたしました基本設計業務委託などに加え,継続費として計上している造成工事費など平成31年度に行う予定の経費などが含まれた総事業費となっているためでございます。

 次に,住民説明会で出されました主な意見につきましては,通学路の安全確保について,公園内での飲酒について,県道への信号機の設置についてなどでございました。

 次に,土地所有者の皆様からは,事業の趣旨につきまして御同意をいただいているところであり,土地の購入に当たりましては,御理解いただいた上で土地をお譲りいただけるよう粘り強く交渉してまいります。

◆23番(伊藤建治君) 
 まず,第4号議案,一般会計のふれあい農業公園についてでございますが,都市計画決定というものは既に告示をされているということでございました。

 報道された額と本予算の額の差についても内容はわかりました。既に執行したものも含めて総額で13億6,000何がしという大事業だということがよくわかりました。
 これまで説明のございました農園の貸し出し区画数でありますとか利用想定人数,また,農に親しむ場の提供という目的に照らしても,これは非常に現実離れした額かなというふうな印象を受けました。

 説明会での意見については,もう少し伺いたいと思います。交通安全のことであるとか公園内飲酒についてなどの意見ということなんですけれども,これらの意見が心配をしての質問なのか,歓迎をしての質問なのか,その温度感がわかりませんので,どういう質問が出されたのかについては,もう少し詳細を伺いたいと思います。

 それから,土地を売ってくれない人がいた場合の対応として,粘り強く交渉するということなんですけれども,それでもだめだった場合,計画を変更して虫食いでも整備をするでありますとか収用法を使って強引にやってしまうとかあるいは場合によっては事業を断念すると,いろんな道があるわけですけれども,どうお考えか,再度答弁を願いたいと思います。


◎産業部長(石黒直樹君) それでは,ふれあい農業公園整備について,2回目の御質問に順次お答えいたします。

 初めに,住民説明会で出された主な意見の内容につきましては,通学路の安全確保については,安全対策が不足している。公園内での飲酒については,飲酒運転などが心配される。県道への信号機の設置については,公安委員会との調整の有無についての意見などがございました。そのほかに調整池による雨水対策やイノシシの侵入防止対策,建物の色彩計画についての質問などがございました。

 次に,整備用地の取得につきましては,さきの答弁の繰り返しとなりますが,土地所有者の皆様に事業の趣旨につきましては御同意いただいているところであり,土地をお譲りいただけるよう交渉してまいります。

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