活動日誌−伊藤けんじ

【17.09.25】謎の高圧線の埋め戻し工事、リニア関連 9月議会一般質問

リニア関連の工事、地下1.2メートルに高圧線

 神屋町にある変電所から坂下1丁目の交差点付近までの区間で電気工事を実施するとのお知らせが、一部の地元の方に1枚のチラシによって案内されました。

 神屋町の変電所の電圧は、7万7,000ボルト。住宅地のわずか1.2メートルの地中に、高圧線を埋める工事ですが、何のための工事なのかの説明はなされていません。

 議会のやり取りの中で、リニア新幹線坂下非常口へ電気を供給するための工事だということが明らかになりました。

議事の概要

◆23番(伊藤建治君) 神屋町,坂下町で実施される電気工事についてです。

 神屋町にある変電所から坂下1丁目の交差点付近までの区間で電気工事を実施するとのお知らせが,一部の地元の方に1枚のチラシによって案内されました。

 工事内容は,電力管埋設工事2,015メートル,マンホール工事7カ所,舗装復旧工事6,206平米。工事区間は神屋町の変電所からかすが台団地の中央通り等を経由して坂下1丁目の交差点付近まで。工事期間はことし7月18日から再来年,平成31年2月26日まで。2年近くもかかる工事とのことです。

 工事の目的や内容の詳細はチラシには書かれていませんでした。一部の地元の方には,深さ約1.2メートルの地中に特別高圧のケーブルを埋設するとの説明がなされているようですが,それ以上の情報がありません。

 わざわざ変電所からこれほど大がかりの工事をして電源を引くのですから,それ相応の電力需要が予定されているわけですが,そこは既に工事が始まっているリニア新幹線の坂下非常口に近接している場所です。リニア新幹線整備に伴う電気工事であると容易に推察できるわけですが,地元にはそのような説明はなされていません。2月に開催されたJR東海によるリニアの工事説明会でも,そのような話はありませんでした。

 そこで,お尋ねいたします。(1)この電気工事の内容について,春日井市が把握している事柄について説明願います。

 予定地近くに住んでいる人でも,誰も内容がわからない。チラシすら見たことがないという人もいました。必要な地元説明がなされていないのではないかと思います。そこで,(2)どのような説明が地元の市民に対してなされたのか御存じでしたら答弁を願います。


◎総務部長(福慶達男君) 質問事項4で御質問のありました電気工事は,神屋町にあります変電所から坂下町,上野町地内を通り,リニアの坂下非常口工事敷地内までの道路に管路を埋設するもので,市道部分に関しましては平成29年7月から平成31年2月までを工期とし,道路地表面から土被り約1.2メートルの電力管埋設工事に係る道路占用が申請されております。また,送電先の使用内容や電力量など工事以外の内容につきましては,把握はしておりません。

 次に,工事に係る市民への説明でございますが,本年5月下旬から6月上旬にかけて,工事区間周辺の区及び自治会の代表者に対して工事概要を説明した後に,回覧用に工事案内資料の提供や工事沿道にある民家や商店等へのポスト投函を行ったことを工事発注者である中部電力から聞いております。

◆23番(伊藤建治君) 春日井市には道路占用の申請がなされている。送電先の使用内容や電力量など工事以外の内容は把握していないとのことでした。リニア坂下非常口敷地内までの管路とのことですから,リニア中央新幹線事業にかかわるもので間違いないと思います。

 そこで気になるのが,どのような電流が流されるのかということです。変電所からわざわざ電気を供給するわけでございますから,大きな電力であるということが想定されます。神屋町の変電所の電圧は,7万7,000ボルトということです。

 通常,例えば電圧6万6,000ボルトの送電には,鉄塔であれば高さ30から50メートル,重量7から30トンの中規模設備が用いられるということです。しかし,今回埋設ということでその深さ1.2メートル。埋設箇所の上に立てば,すなわち人体と高圧線は1.2メートルの至近距離です。

 送電によって発生する電磁波は,地中であっても,空中であっても,同じように影響すると言われております。人の生活圏の至近距離に特別高圧の電流が流されるということについて,市はどのように受けとめていますでしょうか。答弁を願います。

 そして,電気の使われ方。工事が終われば電気の供給はとまるのか。あるいは完成後も電力が流れ続けるのか。それは非常口の施設管理のためなのか。リニアの運行にかかわるものなのか。市が情報をお持ちであれば答弁を願います。


◎総務部長(福慶達男君) 市としての考え方でございますが,市中を通る7,000ボルトを超える特別高圧のケーブルの場合であっても,電気事業法に基づき人体に影響が生じないことはもちろんのこと,ケーブルの発熱についても,高熱に耐える管路に入線するため,安全であるというふうに聞いております。また,今回の工事で送電される電気に関する情報は持っておりません。

◆23番(伊藤建治君) 日本の規制に照らせば合法的なのかもしれませんけれども,地元の方であれば,ぜひとも工事の内容,どういう設備であるかということは知りたいことだと思いますので,ぜひ市当局としても情報収集に努めて詳細な情報を住民に提供するように事業者にも働きかけをしていただきたいと思います。以上です。

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