活動日誌−伊藤けんじ

【17.08.21】朝宮公園の整備について 総務委員会報告

朝宮公園整備基本計画の中間案

 整備基本計画の中間案が示されました。
 事業費の総額は42億1000万円とのことです。

 宿泊施設の整備というこれまで示されなかったプランも含まれており、詳細についての質疑を行いました。

観客席の規模について

○(伊藤 建治委員) まず25ページ、お願いします。ここに収容人員についての記載がございます。観覧席については1,000人、芝生観覧席については2,000人という記載がございます。ページめくりまして28ページには、同様な施設の収容人員についての記載がございます。まず、この1,000人あるいは芝生も含めて3,000人という収容人員というものが、この種の施設に付随する観覧席としてはどういうイメージなものかという点をお伺いいたします。

○(勝企画政策課長) 観覧席の規模のイメージについてでございますが、市内の主要な観覧席のあります施設につきましては、例えば市民球場が全部で6,000人、内野席が2,000人、それから外野の芝生席が4,000人という内訳になっております。また、総合体育館の第1競技場の2階固定席が2,000人余りとなっておりまして、こちらを御参考にいただければと思っております。

○(伊藤 建治委員) そうしますと、この種の設備に対する観覧席として十分なものであるのか、頑張ったけれどもこの程度のものしかできなかったのかっていう、その辺の充足に関するイメージをお願いしたいなと思います。

○(勝企画政策課長) 観覧席等の規模についてでございますが、例えば28ページのほうにあります(5)の参考で、半田運動公園陸上競技場とか、それからその上のほうにあります知多運動公園陸上競技場といったところが、愛日地区の中学生の方々が大会で出かける会場になってます。そういったところの開催状況を考慮しまして3,000人という規模が適当というふうに考えておりますし、これ以上の規模につきましては、公園の敷地条件等、先ほど言いましたが、第1種、第2種というのは敷地条件的に厳しいということを判断しておりますので、現在のところ3,000人程度が適当というふうに考えております。

○(伊藤 建治委員) 市民球場の数、それから総合体育館の数を、今、述べていただいたものですから、それと比較をするとこの人数というのは見劣りするのかなというような印象も受けたんですけど、今の説明では必要十分なものはきちんと整備をするという受けとめ方でよろしかったでしょうかね。

○(勝企画政策課長) 現時点においては適当と考えております。

簡易宿泊施設について

○(伊藤 建治委員) 32ページ、お願いいたします。ここに初めて聞く単語が出てまいりました。「合宿所機能」とございますけれども、これ、今までの検討の中では出てきてなかったものだと思いますけれども、これをここに盛り込んだという経緯、それから目的についてお伺いします。

○(勝企画政策課長) 簡易宿泊所の設置の目的についてでございますが、例えば夏休みにおける小中高生等のスポーツ活動の合宿利用を想定していますが、集中して練習することができて競技力の向上につながるものと考えておりますけれども、こういったことの整備の有無を含めまして具体的な運用については今後検討していきたいと思っております。
 なお、経緯についてでございますが、33ページの、こちらの総合管理棟の諸室の計画のところにありますが、多目的活動室が上から3つ目にございます。今のところの想定ですけれども、昼間は集会室等の利用が検討されておりまして、こういったところでも夜間の活用について、民間活力活用のところでも検討してまいりますが、有効活用という一つの視点として掲げさせてもらったものでございます。

○(伊藤 建治委員) 今「有効活用」という言葉がありましたけれども、集会施設のままでは宿泊機能に耐えられないと思いますので、「簡易宿泊所」にする場合に必要な施設整備というのは追加になろうかと思います。その点、詳細を伺います。

○(勝企画政策課長) 簡易宿泊所の必要な機能についてでございますが、こちら、旅館業法で定められておりまして、主な設備としましては、自動火災報知設備、それから宿泊室、浴室、トイレ、洗面所でございます。

○(伊藤 建治委員) 運用のイメージとしては、先ほど夏休みの合宿等という発言がございましたけども、通年を通して活用されることを想定するわけではないという受けとめ方でよろしかったでしょうか。

○(勝企画政策課長) 運用の面につきましても、部屋の有効活用の点も含めまして、慎重に検討してまいりたいと思っております。

○(伊藤 建治委員) 財源の確保というページのところで概算工事費というものが提示されております。42.1億円という数字が初めて示されまして、非常に大きな金額を驚きをもって受けとめております。この観点からしますと、なるべく余計なものは盛り込まずに、なるべく費用というものは圧縮をする方向でぜひ考えていただきたいと思っております。今、出ましたこの合宿所機能、簡易宿泊所についても、今、課長が説明されたような機能を予定しているのであれば、既存ストック、例えばグリーンパレスでありますとか、少年自然の家でありますとか、宿泊所機能を設けている既存の施設がございますので、そういった施設を活用しながら運用する中で、「設置しない」という選択肢も十分取れるかなというふうに思っております。「有無についても検討する」ということでしたので、この辺はシビアに検討していただきたいと思います。

駐車場の有料化?

○(伊藤 建治委員)  質問の内容、次に移りたいと思いますが、45ページ、駐車場について「有料化の検討」とございます。春日井市が有しておりますこうした公園について、有料の駐車場を設けている施設というのはほかにございますでしょうか。

○(勝企画政策課長) 現時点におきましては、有料駐車場につきましては市民病院の有料駐車場と認識しております。

○(伊藤 建治委員) これもちょっと慎重に考えてほしいと思っております。

雨水流出抑制

○(伊藤 建治委員) ページかわります。47ページ、雨水流出抑制についてでございます。(2)で雨水貯留施設の検討とございます。表面式と地下に貯留する方法が考えられるということなんですけども、流出抑制の規模といいますか、貯留の立米ですね、貯留量の想定をお伺いいたします。

○(勝企画政策課長) 対策が必要な雨水流出量の想定についてでございますが、750立方メートル程度を見込んでおります。

○(伊藤 建治委員) そうしますと、大規模な地下貯留みたいなものを設けなくても、現状もともとしみ込むといいますか、透過率というものが一定見込めますので、その規模ということでよろしいですね。地下貯留にした場合についても同じ貯留量を想定しているんでしょうか。お伺いします。

○(勝企画政策課長) 雨水貯留の方法につきましては今後検討してまいりますが、表面式と地下式ということがありますが、朝宮公園自体が広域の避難場所ということになっておりますので、表面式にした場合のそういった影響だとかいったものも含めながら慎重に検討してまいりたいと思っております。

維持管理費について

○(伊藤 建治委員) あと、概算工事費、先ほど述べましたように、64ページに記載がございます。整備の内容についてはこれまでのページのところにるる書かれているわけでございますけれども、こういった整備を行いますと維持管理費というものも当然既存のものに上積みとなってくるかと思いますけれども、想定している整備を全部やったのちの維持管理費、年間維持管理費というのはどのように推移するのかという、その概算の見込みをお伺いいたします。

○(勝企画政策課長) 整備後の維持管理経費についてでございますが、今回の基本計画は施設の整備計画となっておりますので、管理運営方法については今後検討していくこととしております。
 なお、現在の運営費、県から市に移管されたのちの運営費についてでございますが、予算ベースで約6,400万円を計上させていただいておりまして、今後新たな施設整備によりまして、金額の増額も想定されるところと認識しております。また、施設そのものに対する毎年度の経費についてでございますが、毎年の経費についてはさほどかからないというふうに考えておりますけれども、施設の更新の際に必要な主な経費につきましては、通常、平均的な事例かつおおよその金額でしか申し上げられませんけれども、多目的総合運動広場については、陸上競技トラックの部分が13年程度で7,000万円、人工芝フィールドの部分が15年程度で約3億円、砂入り人工芝のテニスコート8面の部分が15年程度で約5,000万円ということになるのではないかと考えております。
 なお、先ほど申し上げましたが、人件費につきましては、今後管理・運営方法を検討していくこととしておりますので、現時点においては申し上げることはできません。

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