活動日誌−伊藤けんじ

【16.09.26】熱すぎる水道水への対応を −9月議会一般質問

40度近い温度の水道水

 市民の方から、何年も前から、夏場、水道の蛇口から出てくる水が熱すぎるので何とかしてほしいとの訴えが寄せられています。

 どれぐらい熱いかというと、この夏8月9日の深夜零時に39度の水が出ました。この日付の前後約一週間、いずれも深夜零時の水温は、35度から39度の水が出ています。日中、一番気温が高い時間帯、15時の水温も計ってもらいましたが、この時も39度でしたので、一度温まったら、水温はずっと下がらないという状況も分かりました。毎年、7月、8月はずっとこういう状況が続くとのことです。

 夏場の暑い時期に、水道水が熱いというのは、生活になかなかの負担がかかります。料理に使う水も熱い。サラダの野菜をお湯で洗う。お米をお湯で研ぐ。そうめんをゆでても冷やせない。沸かした麦茶も冷やせない。手を洗うにも、顔を洗うにも、お湯しか出ない。

 このお宅は、昨年赤ちゃんが生まれたそうです。熱い水道水は、子育ての支障にもなります。ミルクの温度を適温まで下げるのに、水は欠かせないのですが、蛇口からはお湯しか出ません。赤ちゃんを沐浴させるときも、出てくる水は赤ちゃんには熱すぎますし水で埋めて温度調節することもできません。洗い物や洗濯など、水を使う家事の際は、湯気がもうもうになり、部屋の温度まで上がってしまって、汗だくになってしまうとのこと。水を使うたびに本当にストレスになるとのことです。

 春日井市役所にも何度も相談されていますが、結果として何も解決していません。もう我慢の限界だと、強く強く訴えられました。

夏場でも、平均は27〜28度

 市内の水道水の温度状況は、夏場でも、測定している範囲で一番熱くても、せいぜい31度。平均で27〜28度ぐらいとのこと。しかし水道の水質についての基準はあるものの、温度についての基準はないとのことで、このような相談があった場合には、お風呂などに水を利用していただければ水温が下がることを説明してご理解いただくように努めているとのことです。

20分出し続けないと、水が冷えない

 相談をいただいたこのお宅は、水道の水が熱くなくなるまでに要する時間は20分かかるとのことで、20分出し続ければなんとかぬるい状態になる。それでも温度は34度ぐらいまでしか下がらず、市が他の場所で測定している温度の最高よりまだ高い。

 水道料金もかかるし下水道料金にだって跳ね返ってくることから、20分も水を出し続けて冷やすことは出きません。このような不自由が生じているご家庭については、夏場の水道料金の減免制度を設けるように求めました。

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