活動日誌−伊藤けんじ

【16.06.30】ランドセルじゃなくても −6月議会一般質問

小学校はランドセルじゃないとダメ?

 昨今は様々な色や装飾のランドセルも出回っていますが、構造や使い勝手は昔も今も変わっていません。このランドセル、全国どこでも共通と思っていましたら、一部の地域では違うよ、という報道を目にしました。

 京都府南部、滋賀県、大阪府、奈良県の一部で、公立小学校約120校以上で、ランドセルではなく「ランリック」という布製のリュックサック状のかばんを採用しています。ランリックは、京都の学生用品販売会社が1968年から販売している製品です。当時、廉価な豚皮のランドセルを持っていた子どもがいじめにあっていることに心を痛めていた京都のとある小学校の校長先生が、学生用品販売会社の社長に、より安価でランドセルの代わりとなる通学カバンができないかと相談したことがきっかけで開発されたものだそうです。

 親にとっては、ランリックは1つ1万円以下と、ランドセルに比べ格段に安いことが、何よりのメリットですが、使う子どもにとっては、軽くて容量も多く、使い勝手が良いことが最大のメリットです。

 私も、一体どんなものかと一つ購入してみました。手に取ってまず感じるのがその軽さです。そして、生地や縫製もしっかりとしていて丈夫なのもわかります。何より、その収納能力の高さに目を見張るものがあります。一見、ランドセルと大差ない大きさですが、柔軟性のある布ですので収納能力はランドセルをはるかにしのぎます。

 ランドセルの収納能力は、最近A4サイズのファイルが入るように、少し容積が増えているようですが、それでも、さほど高くありません。ランドセルは、いわば堅牢な箱で、まったく融通が利かず、容量に余裕があったとしても、形が少しでもはみ出すような物は、まったく入らない。入りきらない物は、結局手に提げて持たなければならない。背負って両手が自由になることが利点のはずのランドセルが、その利点すら生かせない場面も多々あります。そして、ランドセル自体の重量もかなり重く、小さな子どもにはかなりの負担です。

 さらに、ランドセルは高額商品です。おじいちゃんおばあちゃんからのプレゼントという家庭も多く、その文化は否定しませんが、世の中のすべての子どもが、おじいちゃんおばあちゃんからランドセルを買ってもらえるわけではありません。

 軽くて使い勝手が良くて、安いランリックを手にしてみると、何も無理してランドセルじゃなくてもいいんじゃないかという思いが強くなり、以下の提案をしました。

ランドセルに限定しないこと

 小学校の入学前に保護者に配られた、事前説明の文書のうち、準備すべき物品については、通学かばんはランドセルとしか書かれていませんでした。ランドセルに限定しない指導内容とすることを求めたところ、表記の仕方を改善するとの明確な答弁がありました。

春日井オリジナルの通学かばんを開発してもよいのでは

 市内の中学校は、学校ごとに異なるオリジナル通学かばんを採用しています。いずれも、収納性、耐久性に優れたカバンで、ランドセルよりも安価です。小学校用のカバンも同様なスキームで、地域のメーカーとタイアップして開発してはどうかと提案しました。小学校通学に適したカバンを開発することで、子どもや保護者の負担保減らすことができるだけでなく、地域産業の活性化にもつながります。春日井オリジナルの通学かばんが、全国規模で広がれば、新たな春日井のブランド発進にもつながるものと思います。

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